3/9(火)フルルの散歩。

3/9カワヅザクラ フルルの散歩
フルルの散歩

3月9日(火)

コメントと撮影:グリーン・Kさん

3/9ウチワノキ
ウチワノキ、ペレニアルガーデンより。

ウチワノキ

早春にレンギョウ(レンギョウは黄色)に似た白いかわい~い花を咲かせる。
咲始めの花は淡い紅色で次第に白へと変化。ウチワノキと名付けられたのは、実が団扇(うちは)に似ているから…シロバナレンギョウとして流通している。

3/9セイロンベンケイソウ1
セイロンベンケイソウ、大温室サボテン付近より。

セイロンベンケイソウ

不思議な葉っぱ…水に浸しておくと2週間ぐらいで葉の周りからとっても小さな葉っぱ(不定芽)がた~くさん出てくる。小さな葉っぱが「赤ちゃん」に例えられて、またの名をマザーリーフ…

3/9セイロンベンケイソウ2

伸びた茎の先端で、うなだれたつぼみ…オレンジ色の花が、ちょこんと顔を出してきた…スカートのような花が咲きました。
ちょこっとはしたないけど、下から覗くとなんとも可愛らし~い。
日本では葉から芽が出ることから「葉から芽」という和名…ハカラメ…。
(“⌒∇⌒”)

3/9リキュウバイ
リキュウバイ、香りの丘より。

リキュウバイ

晩春から初夏に、主張し過ぎないほどよい清楚な白い可愛い花が咲く。
千利休の命日に咲くという…4月21日。
花文のリキュウバイ早々と咲いてます。利休の命日が、あなたの旬です。
(“⌒∇⌒”)

3/9フキ
フキ、球根園より。

フキ

ふきのとうは「ふきの花」のこと。写真のフキノトウはとうがたってて、採取は、まだ苞が開かないうちに手でひねりもぎ取る。
春の訪れを告げる山菜で有名。
くれぐれも、フキノトウはフキの花と苞…。(“⌒∇⌒”)

ちょこんと別の話し。

スギナと土筆(つくし)。
スギナは長く這う根茎からまっすぐに茎を出し、輪状の枝を出す。それの胞子茎がつくし…。
秋の七草通りの除草で、茎が緑色で節が鱗弁状のものが出ていて、除草に迷っている…これはスギナです。

3/9アセビ
アセビ、エビネ園下の通路より。

アセビ(馬酔木)

早春にスズランのような小さい釣り鐘形の可愛らしい花を、房状に咲かせる。
ネジキ、ドウダンツツジ、ブルーベリーもアセビに似た花を咲かせる。
古くから愛された花木。
奈良の若草山のアセビ、鹿が食べないから残っている。
馬が食べて毒にあたって、ふらつくようになる「木」というところから付いた。

3/9カワヅザクラ
カワヅザクラ、福祉花壇より。

カワヅザクラ

まだ寒いうちから咲き始め、このサクラの開花で春の到来近し…わくわく感がたまらなく心地いい。(“⌒∇⌒”)
オオシマザクラとカンヒザクラの自然交雑で、濃いピンクがなんとも艶やか。

3/9オカメザクラ
オカメザクラ

オカメザクラ

オカメ桜なんて…もっといい名前を付けたらいいのに…
イギリスの桜研究家が寒緋桜と豆桜を交配し、日本の代表的な美人にちなんで…オカメ桜と命名…。
(“⌒∇⌒”)何でやねん…。
小輪で紅紫色か鮮やかな花色で一重咲き。恥ずかしいのか、頬を染めてうつむき加減に咲く。

3/9ミモザ
ミモザ、レストラン前より。

ミモザ

明るいイエローが鮮やかに春を告げる…。小さなポンポンが集まったように咲く姿が可愛らしく、元気をくれる花。
おすすめは、華やかな黄色が春を思わせ、明るい気持ちにさせてくれる。
まだ寒い日が続くなか、お部屋にミモザを飾って、一足早い春の気配を呼びこ~む…。(“⌒∇⌒”)

3/9ジンチョウゲ
ジンチョウゲ、香りの丘より。

ジンチョウゲ

早春に香りのいい花(萼弁)が咲く。春を告げる香りを一面に漂わせる…春のジンチョウゲ。
夏のクチナシ。冬のキンモクセイ。香りの三大花木。雌雄異株。
なんとなんと、日本にあるのは雄株だけ…。移植には注意報発令(…)

おもしろ話

花文を散策中、お客さんからお聞きした面白い話をひとつ。
ボラは出世魚🐟で、成長のたびに名前がかわる。ハクから始まり、オボコ、イナ、ボラ、トド。(地方により少し違う)
ボラの幼魚のオボコは、まだ世慣れない生娘「おぼこ娘」の語源。
さっぱりとして男らしい若者を「鯔背な(いなせ)」もイナから来ている。
トドも物事の行き着くところ、とどのつまりの語源。
ボラはトド以上に大きくならない。

3/9鶯宿梅

鴬宿梅(おうしゅくばい)

鶯の宿なんて…名前も素敵で、花も淡い緑できれい。この梅で作る梅エキスは、酸っぱすぎるし、美味しいない…それがとっても効きそうで…ブラシーボ効果かもかも。
味も少し独特で現在のまろやかな梅とは、一風違った感じ。
梅酒やシロップ向きの梅。う~めとはほど遠いうめ…。(“⌒∇⌒”)

3/9

黄金梅

変わった梅で…初めから花片がな~い。花片が退化して、雄しべ、雌しべが茶筅のように見える…。
外側の萼が赤茶色で、どこか上品な雰囲気をもっている。

※今まで科と属を載せていましたが、時代の流れ(研究の成果?)による変更が多々ありますので、混乱を避けるために(大袈裟ですが)、今後は名前だけ掲載にします。 by 広報グループ

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